滝百選〜つづき〜

2005年10月26日
やっと河原道に入った.まずは「鱒飛の滝」.さっきから聞こえていた滝の音はこの滝だった.落差もそこそこ危険な岩肌から下へと落ちる滝.岩肌が滑りやすく,端まで行くと滑って落ちそうなので「危険」と札が立ててある.すぐ前を集団で歩いていた中国からの観光客でその看板と2ショットを一生懸命撮っている人がいた.中国の人ならおそらく意味はわかるはず….微笑ましい光景だ. 
 
 とうとう見えてきた!吹き割れの滝.風化によってできた滝の形は本日完成!と思わせる完成度.東洋のナイヤガラ!(らしい…)やはり岩肌が危険なためここには警備の人を立たせて,安全を守っている.そのせいで一般人からは迫力ある風景は味わえない.残念.

一番上流にあり観望できる入り込んだ滝の向うには,伝説では竜宮城の入り口になっているらしい.それを聞いて昔話「浦島太郎」のなぞが一つ解けた.亀に乗せられた太郎君が海の中で竜宮城までシュノーケルのなかった時代なので,息を止めて到着を待たないといけないという過酷な旅だが,この吹割の滝が入り口ならその心配はない.また,そのときの亀も想像する海亀ではなくゾウガメ!いや〜長年悩んでいた問題が解決したよ.

存分に滝を堪能するとその上流は膝ほどの浅い川に中州がある.浮き島と呼ばれている.こういった中州にはよくある呼び方だ.浮き島の側面の浅瀬はそれだけでここに来た甲斐があったと思えるほどいい景色で,足で感じる水も非常に気持ちが良かった.
ぼーっと流れる水を眺め小一時間なんだか心のキタナイ部分を流されたようで,涙が出そうになる.

吹割の滝を下流に眺める上流からの景色は壮大で優しかった.

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mio

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